「雨ニモマケズ風ニモマケズ雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ……」とくれば、
そう、新聞!(あれ?)
今年の冬は、都心でも4年ぶりに積雪20cmを超える日があり、交通機関が乱れましたが、そんな日の朝でも、新聞はきちんとポストに入っていました。本当に有難いものです。
さて、新聞に必ず付いてくるもの……と言えば「チラシ」。
毎日折り込まれていますよね。新聞の記事は読まないけれどチラシだけは毎日見る、なんていう主婦もいたりして…?
私も、土曜日になると興味のあるチラシに目を通しています。家電や自動車、通販商品そしてホームセンターなどのチラシに自然と目が行ってしまいます。
旅行好きの方、マイホームの購入を考えている方、受験のお子様をお持ちの方など、人によって見るチラシの種類も違ってくるのではないでしょうか。
皆さんはどんなチラシに目が向きますか?
我が家ではかつては、チラシの片面無地はメモ書き用に、しっかり感のあるチラシは手作りのお菓子入れやゴミ入れ用に、そして紙質によっては濡れた靴の湿気取りなどにも使い、本来広告媒体であるチラシを、生活のあちこちで有効活用していました。
うまく再利用している方って割と多いですよね。
皆さんがどのように活用しているのか、一度訊いてみたいものです。
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「チラシ」の始まり
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そんな「チラシ」ですが、いったいいつごろ誕生したのでしょうか?
日本では、江戸時代の1683年とされています。
当時の日本橋越後屋呉服店(現在の三越百貨店)が開業する際に配布(当時は引き札「ひきふだ」と呼ばれていました)したものが始まりで、5万枚~8万枚が江戸市中に配布されたようです。
新聞にチラシが折り込まれるようになったのは、大正時代になってからだそうで、明治時代後期に誕生した「新聞販売店」の存在がチラシの増加に大きな役割を果たしたといわれています。
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どれくらいの枚数が入っているの?
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現在は、デジタル化が進み新聞折込チラシの量は減少傾向にありますが、いったい、どのくらいの枚数が毎日入っているのでしょうか?
下記は、我が家に入った、ある1週間のちらしの枚数と種類です。
(調べた週は、いつもの週よりも“若干少ないかな~”という印象でした)
1週間の合計 82枚という結果でした。
本やチラシの印刷現場。皆様はご覧になったことがありますか?
普段何気なく手に取る紙媒体、その文字や絵がどのように印刷されているのか、「気になったこと、ある!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなあなたに、今回は、印刷の仕組みについてご紹介したいと思います。「へぇ、こんな仕組みになっているのか!」と皆様にとってのご興味につながれば幸いです。
かく言う私も、紙屋に入社したことでお取引先である印刷会社さんにお伺いして実際に現場見学をする機会があり、その体験を通して「こういう仕組みになっていたんだ!」と初めて理解したんですが……(笑)
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印刷方式のアレコレ
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まずは、基本となる”印刷の仕組み”をイメージしてみましょう。
皆さん、小学生の頃の図工の時間を思い出してください。彫刻刀を使って木板を彫り、ローラーでインクをつけて紙に転写する。こんな作業をやったことありませんか?
そうです、版画です! この、版にインクを付け紙に転写する仕組みが印刷の基本原理なのです。
そして印刷の方式は4つ、凸版印刷、凹版印刷、平版印刷、孔版印刷があります。
さらに5つ目、先述の仕組みとは違って、”版を使用しない”デジタル印刷と呼ばれる方式もあります。
では、早速ご説明いたします。
【凸版印刷】
先ほどの版画でいう版の部分、この版のインキが付くところ(以下”画線部”という)が凸状、非画線部が凹状になっていて、印刷時凸部にインキが付着し、紙などに印刷する方式です。
この方式で有名なのが、活版印刷。一番歴史のある印刷方式ですね。活版印刷と言えば、『大人の科学マガジン 2017年12月号』に名刺サイズの紙が刷れるミニ活版印刷機が収められていて、一時期ちょっと話題になりましたよね! …可愛いな…欲しいな…
近頃、国内においてストーンペーパー(石から抽出した無機鉱物粉末から作られた紙)と同じコンセプトのシートが生産されているという話を、各メディアなどでよく見かけるようになりました。
弊社でも、”そのシート”がメディアに取り上げられるたびに、ストーンペーパーに関するお問い合わせの件数が増えており、「人のふんどしで…」ではないですが、ありがたいことだなぁ~と……。
と、感心している場合ではないですね。(笑)
ちゃんと情報発信しなくては!
ということで、今回は、ストーンペーパーについてお話します。
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ストーンペーパーって何?
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そもそも、ストーンペーパーとは何か?
誕生のきっかけは、1990年頃の台湾の台南市で<ポリ袋製造 機械メーカー>を経営する台湾龍盟(タイワンロンミン)の梁(リャン)氏が、
「豊富で安価で白色度の高い資源である『石灰石』を主原料とする」ことで
①環境性が高い
②紙とポリの中間的性質を持つ
③従来の合成紙より安価
という「新素材」を創りたい
と発想したことでした。
しかし、開発をはじめたものの道のりは困難を極め、失敗の連続。
特に「石灰石の含有量を60%以上にし、可能な限り100%に近づけること」と「印刷用紙並みに薄くすること」が非常に困難だったそうです。会社を資金的な窮地に何度も何度も追い込んでしまい、一時は家族とも離散せざるを得ない状況にもなったそうです。
まさに、「人に歴史あり」、「ファミリーヒストリー」、「プロジェクトX」。(ちょっと古いか……) しかし、梁氏の不屈の精神と何人もの投資家たちによって、そんな窮地から抜け出すことができ、2003年になってようやく試作品が完成しました。
その後も改良に改良を重ね2006年。17年の歳月を費やして、ついに「ストーンペーパー」の生産体制が完成し、世に産声を上げました。
当初は台南市の工場で月1,000t規模の生産からスタートし、その後2013年に中国の遼寧省にて、現地の石炭関連企業との合弁会社「瀋煤龍盟(センメイロンミン)」を設立。台南市の約10倍の生産能力に相当する月産10,000t体制を築き、龍盟のメイン工場として稼働し始め、現在では台湾以外の全世界へストーンペーパーが供給される至っています。
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石からどうやってストーンペーパーを作るの?
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では、石からどうやってストーンペーパーを作るのでしょうか?
まず、炭酸カルシウムとHDPE(高密度ポリエチレン)でペレットを作り、それを溶かすことによって、ストーンペーパーの種を作ります。
その種からストーンペーパーに成型するまでの製造工程は、
①インフレーション(風船)成型
②Tダイ(押出し)成型
と2通りありますので、それぞれご説明します。
①のインフレーション成型は、ストーンペーパーの種を成型機から押し出し、下から空気を吹き込み、風船を膨らますようなイメージです。装置が安価で製品が柔らかく仕上がりますが、厚薄の差が出やすいという特徴があります。50~200μの比較的薄いシートのグレードで採用される成型方法です。
②のTダイ成型は、板をチューブから押し出すようなイメージです。装置は高価ですが、シートが硬く仕上がり、厚薄の差も出にくいという特長があります。250~700μの厚いシートのグレードで採用される成型方法です。
「中小企業総合展 in Gift Show」に弊社のオリジナル商品『はる楽の~と』を出品していたことは昨日の記事の通りです。
そして、
嬉しいことに、その時の様子を日経トレンディネットさんが取り上げてくださいました!
「ニッチ&すご腕の文具5選 ギフト見本市の注目商品レポ」と題した記事で、5つの商品の内の1つに挙げていただいています!
記事はコチラ⇒「楽譜の見やすさがぐんとアップ、貼り付けるたのノート」
画像4点入りで『はる楽の~と』の特長をうま~く記事にしてくださっています。
トレンディネットのさんが付けた記事タイトルの通り、この商品は確かにニッチです、はい。(笑)
いや~、でも嬉しいですね~。
注目していただけたというのは、作り手としてはとても励みになります。
「よし、張り切っていくぞ!」
という気持ちになりました。
日経トレンディネットさん、ありがとうございました!
以前に当サイトでもご案内していましたが(2017/12/22記事)、この度、東京ビックサイトで行われました「中小企業総合展
in Gift Show」(2月7日~9日)に出展して参りました。本日はそのレポートをさせていただきます。
開催概要は以下の通りです。
・名称:「中小企業総合展 in Gift Show 2018」
・テーマ:「こだわりの技、百貨繚乱。」
・主催:独立行政法人 中小企業基盤整備機構
・日時:2018年2月7日~2月9日 10:00~18:00
・場所:東京ビックサイト 第85回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2018内
日本全国からギフト関連商品を取り扱う多くの中小企業が事前にエントリーをし、その中から厳正な審査を通った100社に決まり、北は青森から南は沖縄までいろいろなアイデアや技術をもった会社が、食器や衣服、お線香など多岐にわたった魅力的な商品を展示していました。
私は出展者としても参加していたわけですが、来場者の一人としてもとても楽しめました。いや~、各社さん、さずがユニークな商品をもってきていらっしゃいます。ワクワクしながら皆さんのブースを回っていました。
ギフトショーが行われた3日間とも、この時期としては穏やかな日射しがあり、多くの方々が来場していました。
ギフトショー主催者からの来場者数速報(2/15時点)によりますと、「第85回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2018」 3日間の来場者はなんと173,334人になるそうです。
その中、弊社ブースにも多くの方が足をとめていただき、誠にありがとうございました。
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来場者からのありがたい声!
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弊社の展示商品は、
・楽器を弾かれる方必携!「はる楽の~と」(詳しくは2017/10/26の記事をご覧ください)
・世界に一つだけのオリジナルスケッチブック「描きGoKoRo」(詳しくは2017/11/21の記事をご覧ください)
の2点です。
来場いただいた方々に商品(現品)をお見せしながら、使い方などを説明申し上げていたのですが、その中で、多くの感想を伺うことができました。
例えば……、
【はる楽の~と】
「子供がピアノをやっているんですけど、いつも楽譜をクリアホルダーに入れていて、使いにくそうだったので……。これ、イイかも!」
「A4より大きくてB4より小さいって、絶妙だね~。うん、こういうサイズ感ってアリだよね」
「黒色以外に紺色とかも作って欲しいなぁ」
「リングの径がもうちょっと小さいのないですか?」
「ウチのチームに紹介してみます」
「もう1~2面横に展開できるノートがあったらいいんですけど…」
「単なる五線譜ノートかと思って見てみたら……、確かにコレ今までにないですよ!」
「これ、料理のレシピを貼って、まとめておくのにいいわ!」
などなど
【描きGOKORO】
「個人的に使ってみたいですね~」
「おじいちゃんにプレゼントしてみようかな…」
「えっ? 中の紙を色々と自分で選らんでいいんですかぁ…、しかも1冊でも注文できるんですか!」
「これって、作る側としては面倒で手間がかかりますよねぇ…。なのに、どうしてコレをやろうと思ったんですか?」
「中の紙を自分でデザインしたもので作りたいんですけど、それって可能ですか?」
「リング留めじゃないスケッチブックってないですか?」
などなど
思ってもみなかった色々なご意見、ご感想もいただけて、大変参考になりました。皆様、本当にありがとうございました! この場を借りて御礼申し上げます。
皆様からの貴重なご意見を今後に活かして、更にバージョンアップした製品をお届けできるように努めて参ります。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
書籍用紙のトレンドを探る『知ってる? あの本の紙』シリーズ。今回はその第3弾。
年も明けて1月16日 第158回芥川賞と直木賞の発表が行われました。
受賞者のみなさま、おめでとうございます!
今回の直木賞では、四人組バンド「SEKAI NO OWARI」でピアノを担当するSaoriこと藤崎彩織さんの小説『ふたご』も直木賞にノミネートされ、大変注目されていました。
惜しくも藤崎彩織さんは受賞とはなりませんでしたが、話題性があり、書店の話題の本のコーナーでは黄色いカバーの華やかさがひと際目立っていましたね。
ちなみに直木賞は、財団法人日本文学振興会が運営する文学賞で、正式には直木三十五賞。年2回選考会が行われ、下半期はその年の6月から11月までに出版されている書籍で、中堅作家によるエンターテインメント作品の単行本(長編小説もしくは短編集)が対象となります。
さて、各賞出揃ったところで書店へ向かい、どんな用紙で本を作り上げたかさっそく吟味させていただきました。
まだ、芥川賞の『百年泥』は書店に並んでいなかったので、今回は直木賞受賞の『銀河鉄道の父』と、先ほど触れたノミネート作品の『ふたご』について見ていきましょう。
■158回直木三十五賞(直木賞) 門井慶喜(かどい・よしのぶ)著『銀河鉄道の父』
カバー: ラフグロス
帯 : ラフグロス
表 紙: 7TS-1 S-3
見返し: OKミューズきらら パープル
扉 : OKミューズきらら パープル
見返しと扉で使用された「OKミューズきらら パープル」。
皆さん、元気に剣道してますか-!
って、紙屋のサイトとは思えない始まりですが……。
弊社には剣道部員が多く在籍し、仕事に励むことは勿論のこと、日々剣の道で精進していることはこれまでの記事にご紹介した通りです。
さて、そんな私たちシオザワ剣士は、剣道に関わるビジネスも展開しているわけですが(例えば「剣道ノート」の販売など)、中には、何度も企画会議を重ね、試作を作ったにもかかわらず、残念ながら諸事情によりお蔵入りとなってしまった企画もあります。
今日は、そんな日の目を見なかった企画の1つ「紙の木刀」にスポットを当て、「成仏してくれよ」との思い込めて(笑)皆様にご紹介したいと思います。”紙と剣”にこだわった男達の軌跡です。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
■剣道界の「あったらいいな」をカタチにする
このフレーズは、弊社の剣道マーケット開発チームの基本コンセプトで、私たちが剣道界に何か新しいモノやコトを投入したいと感じ、取り組む原動力にもなっています。剣道マーケットにはソフト・ハード両面でまだ多くの潜在的ニーズがあるという観点から、今日まだ存在しないアイテムやサービスを企画、実行することで剣道界に微力ながら貢献してゆきたいという私たちの想いが込められています。
以前ご紹介しました「和綴じ剣道ノート」は、剣道・和紙・和綴じという日本の素晴らしい伝統文化の融合体を、より多くの方々にお届けしたいという想いからスタートし、商品化することができました。
しかし様々な事情や状況を考慮して、泣く泣くお蔵入りとなってしまった企画も存在します。今回ご紹介するお蔵入り企画は「紙で作った木刀」です。ではなぜ木刀を紙で作ってみようという話になったのでしょうか…。
■木刀を紙で作る理由とは
剣道を修行する過程で必ず習得しなければならないものの1つに日本剣道形(以下「形」という)が存在します。形とは、剣道における礼法、目付、構え、姿勢、呼吸、太刀筋、間合、気位、足さばき、残心等の習得のために稽古するもので、子供から大人まで年齢を問わず必ず行います。通常の剣道の稽古は竹刀を使用し、防具を着用した相手に直接打突を加えますが、形の稽古は主に木刀を使用し、防具は着用せず直接打突しないよう寸止めします。このため形の稽古の際に木刀操作を誤ってしまうと、木刀で直接相手を打突してしまうことが起き、事故につながる可能性があります。ある程度筋力や技術の発達した中学生以上が行う場合は、ほとんど事故は起こりませんが、まだ体も技術も未熟な子供が木刀を使用して形の稽古を行う場合、事故発生のリスクが高くなります。それに加え、中学校での武道必修化に伴い剣道未経験者が剣道に触れる場面が増え、学校の授業における安全性を意識する必要があるのです。そんな状況に、この紙製の木刀だったら貢献できるのではないかと私たちは考えたのです。
世の中には数多くの紙が存在しますが、なかなかお客様のご希望にピッタリな紙が見つからないこともしばしば…。しかし諦めることなかれ! 実はお客様のご要望通りにオリジナル用紙を抄造することが出来るんです。ご存知でしたか?
この度、弊社のお客様がオリジナル用紙をご発注になり、その抄造の立ち合いで静岡県の製紙工場まで行って参りました。今日はその時の様子をレポートします!(昨年11月に行ってきました。ご報告が遅くなってしまいました。。。。)
◆東京駅から静岡県富士市へ出発
当日は朝の新幹線で新富士駅へ向かいました。博多行きの「のぞみ」を目にし、そのまま飛び乗ってしまいたくなる衝動をグッとおさえ、名古屋行きの「こだま」に乗り込みます。
富士地区周辺は富士山の湧水に恵まれ、各メーカーの製紙工場が数多く設立されています。
余談ですが、製紙工程において最も重要なのが水です。よって製紙工場は(富士地区以外でも)必ず安定して取水可能な地域に設立されています。
さて、新幹線の窓から外の風景を眺めていると、モクモクと白い煙を吐き出す煙突が何本も見えてきました。日本有数の製紙所、富士に到着です。
◆1日の流れについてランチミーティング
新幹線を降りると晴れ渡る富士の青空。わざわざ遠方からお越しいただくお客様の足元を考えると、当日の天気は重要なファクターです。今日は立ち合い日和だな…と心の中でニヤリとしてしまうのは営業経験のある方には共感していただけますよね?(笑)。
改札を出て現地工場の担当者の方と合流し、その場で挨拶を済ませます。挨拶を済ませた後はランチミーティングタイムです。当日の流れの打ち合わせから業界全体の話、それぞれの業種の話など実に多様な情報交換の場となります。このような場でのお話の内容が後々仕事のヒントになることも多く、本当に貴重な機会になります。いつなんどきでも情報収集は欠かせないのです。
そんな実り多いランチミーティングでしたが1つ惜しまれることが…。この日の朝は駿河湾のしらすが捕れなかった為、お客様に名産の生しらすを堪能していただくことができませんでした…。当地の生しらすは有名で、生しらす目当ての方が多く店にいらっしゃるので、漁が行われない日は「本日は生しらす漁は出漁しません」という専用の看板を店頭に用意するのだとか……。話によると今年はとにかくしらすが不漁で、現在冷凍されている物が無くなると世の中に出回らなくなるということです…。しらすがお好きな方はお気を付けください。
◆工場到着、抄造の立ち合い
昼食を済ませ工場へ到着するとお出迎えの看板を発見。
販促品の大定番「クリアファイル」.
実は皆様のお手元のオンデマンド印刷機で1部から作成出来るんです!
本日は弊社が日々販売しております3銘柄を一気にご紹介いたします! 是非一度お試しを!
■はじめに
一般的なクリアファイルは、透明なシート状のプラスチック素材に、印刷・加工をして作られています。そのほとんどに半透明の0.2mm厚のポリプロピレンシートが使われています。この一般的なクリアファイルにオンデマンド印刷機で印刷するのは絶対にNGです。何故なら、ポリプロピレンのクリアファイルをオンデマンド機で印刷すると機械内部の熱で溶けてしまい大変な事態になってしまうからです。
<素材の溶解温度に関して>
・ポリエステル 溶解温度 260℃
・ポリプロピレン溶解温度 132~155℃
今回ご紹介の「オンデマンド印刷用クリアファイル」は、実は全てポリエステルでできています。ですので高温に耐えますし、且つ表面にトナーが定着するように特殊コーティングが施された特別な商品なんです。
■商品の活用シーン
例えばこんなシーンで活用してみてはいかがでしょう。
【法人向け】
・一般企業様のセミナー・商品説明会・周年記念ノベルティに
・ショッピングモールでの各種イベントで、お客様のスナップ写真をその場でプリント
・マンション・戸建・車等の高額商品(案件)の見積り用ファイルに
【個人向け】
・出産・結婚・入学・卒業の記念に、お客様の写真をプリントしてプレゼント
・学校・塾・病院で、授業時間や営業時間の案内をプリント
・趣味の分野で、同人誌のノベルティやマイナーキャラクターをプリント
■各商品案内
それでは3銘柄のメリット・デメリットを簡単にご案内します。
① 桜井株式会社【ミルキーフォルダー】
“スケッチブック”と聞いて、身近に感じる人はどのくらいいるでしょうか?
使い慣れたスケッチブックをカバンに入れて、花が咲き誇る公園や色づき始めた紅葉を追いかけて山へハイキングに行き、素晴らしい情景を描き留める……。そんなシーンを想像する方も多いのでは? ですが、実際にスケッチブックを目にするのは、芸人さんが小道具で使っているものだったり、テレビ画面に映り込んだカンペだったりします。(笑)
そんな私やあなたにも思い返してみると、学生時代にスケッチブックを使った経験があったはずでは……。そして、それは弊社のスケッチブックだったかもしれません!?
ということで、今回は弊社の「ALETSスケッチブック」を紹介させていただきます。
■はじまり
きっかけは、学校へ紙の営業で訪問していた時のことです。たまたま近くにいた美術科の先生から声をかけられました。
「紙屋さんだったら良い紙を安く仕入れられるだろうから、安くて品質の良いスケッチブックを作ってもらえないかな?」
この一言からスタートした弊社のスケッチブック。以降、約半世紀にわたって、美術教材として全国の主に中学校・高等学校で採用されてきました。
長年作り続けていますと、嬉しいご縁をいただくこともしばしばです。かつて中学生の時に弊社のスケッチブック使っていた生徒がその後先生になり、ご自身の授業で採用していただくこともあります。また、弊社に入社した新人から「あ、これ、学生の時に使ってました!」という声を聞くこともあります。
ちなみに、「ALETS」とは元々「アート、しよう!」を語源としていて、それが「アート、しよう!」⇒ Let's "Art" ⇒ A Let's ⇒ 「ALETS」となったもので、更に「ALETS」の文字を分解して「Art Life Education Total Support」という意味づけをしたものです。
■商品ラインナップ
・スケッチブック
A3判(表紙カラー:青・赤・緑)
B4判(表紙カラー:黒・グレー・ブラウン)
・クロッキー帳
B4判、A4判
印刷・紙業界の方々なら誰もが知っている「印刷メディアビジネスの総合イベント『page2018』」が今年も開催されます。
【開催概要】
開催期間: 2018年2月7日(水)〜9日(金)
場 所 :池袋サンシャイン
コンベンションセンター
主 催 :公益社団法人日本印刷技術協会
これまで弊社は、(株)シオザワ単独ブースで2015~2017年に3年連続で出展し、また同時に、2017年は東京洋紙協同組合の一員としても組合ブースの出展に協力して参りました。
さて今年は?
考えあって弊社単独での出展はいたしませんが、東京洋紙協同組合は出展いたしますので、弊社も組合の一員として引き続き組合ブースの出展に協力して参ります。
ということで、『page2018』の開催も近づいてきたことですし、今回は東京洋紙協同組合のPRを兼ねて組合のブランド品『パピルプラス』をご紹介したいと思います。
■『パピルプラス』とは
まず始めに、東京洋紙協同組合の説明を簡単にしておきます。
設立は、1960(S35)年6月。東京都にある紙卸商6社が集まって組織しました。
中小企業等組合法に基づく事業協同組合で、共同事業として、オリジナル商品(紙)の開発と育成を行っています。特殊紙を専門に取り扱い、国内で有数の販売組織として知られています。過去に東京都より2度モデル組合の指定を受けています。現在は組合員8社、取扱商品33銘柄になっています。
そしてその取扱商品33銘柄の総称が『パピルプラス』なのです。
ではその『パピルプラス』。
まずはネーミングについて触れておきます。
カタカナで「パピルプラス」、英語表記では「PAPYRU+」。
これってどんな意味? 何となくわかちゃいますかね?
紙の起源である古代エジプトの「パピルス」に、未来へ向けてプラスαの提案をする「プラス」を組み合わせて『パピルプラス』と名付けました。
いにしえと未来をつなぎ合わせるなんて、ちょっとステキでしょ?!
ちなみに声に出して「パピルプラス」と言ってみてください、破裂音が3回も出てきて6文字なので、ちょっと言いづらかったりしませんか……。(特に飲酒した時など。笑)
なので、人によっては「パピプラ」なんて言ったりもします。
■『パピルプラス』商品群
全33銘柄をカテゴリー別に分けると以下のようになります。
新しい年が明け、いよいよ仕事もスタートですね。
「よし!」と気合いを入れている方、「え~、もう仕事かぁ…」と消沈している方(笑)、それぞれにいらっしゃることと思います。
ビジネスシーンで年始と言えば「挨拶回り」。特に営業職の方は、ここ1週間が勝負ですよね。きりっと挨拶をして清々しく仕事をスタートさせたいところです。
さてこの「挨拶回り」。手に品を持って回られる方も多いのではないでしょうか。タオルだったりメモだったり……。
ちなみに当社は紙の卸商ですので、毎年、紙のPRも兼ねて「卓上型のメモ帳」を持ってお客様へご挨拶に伺います。
「使わせてもらっているよ!」という、ありがたいお言葉をいただくことも少なくあります。(やっぱり、嬉しいものです)
さて、
メモ帳というと、いろいろなタイプ、「くるみ型メモ」、「卓上型メモ」、「ブロック型メモ」などがあります。(決まった言い方はないようですので、どの形も卓上メモとも言えます)
私は、その中でも右の写真のタイプが「使いやすい」と感じています。
ということで、今回はこのタイプの卓上メモについて記事を書きたいと思います。
「メモ帳を作る際の留意するポイント」を幾つか挙げますので、参考していただけたら幸いです。
■「サイズ」について
サイズは、「横幅/90~100mm×縦130~150mm程度、 厚さ/10mm~15mm程度」のものが多いようです。「こうでなけれいけない」という、決まったサイズはありません。
ちなみに弊社は、「横幅100mm×縦140mm」の大きさのメモを作って、お客様へお渡しています。(上記写真) メモとしては大きすぎず小さすぎず、使い勝手が良いと思っています。
■「使用する紙」について
全てが紙でできているわけですから、「どんな紙」を使用するかで、風合い、書き心地などが違ってきます。メモ帳の”命”と言っていいでしょう。
◇台紙は
色カード紙、あるいは高級白板紙(白のカード紙)が使われます。
300g/㎡~465g/㎡の厚さの紙が一般的です。
あまり薄い紙を表紙に使うと、耐久性が落ちますし、高級感も出にくくなります。
◇メモ用紙は
上質紙の55kg(64g/㎡)か70kg(81.4g/㎡)が使われます。
1冊の入数の目安は
55kgの場合で 120~180枚程度
70kgの場合で 100~150枚程度 です。
新年明けましておめでとうございます。
「紙」をキーワードに、「あんなこと、こんなこと」を書き連ねている当サイトも、おかげさまで二年目を迎えました。
スタート当初は、まとまりのないように見えたそれぞれの記事が、こうして数が増えてくると徐々にカテゴライズされてきて、中には”シリーズもの”と呼べるような記事も出てきたり……。
今年も、少しでも皆様のお役に立つような、皆様に楽しんでいただける記事をアップしていきたいと思っております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、新年お初の記事ですが……。
平成30年は戌年。
ということで、戌にまつわる記事をアップしたいと思います。
右の画像をご覧ください。
犬は犬でも、ダンボール犬!
なんと、このダンボール製の犬は「中古文具の回収犬」として開発されたものなのです。(ある企業からの依頼に基づき弊社にて開発したもの)
「ん? なんだそれ?」
そう思われた方も多いのではないでしょうか。
開発の経緯を簡単にご紹介しますね。
数年前のある日、日頃よりお取引のあるI社の総務関係のご担当者さんとお話をしていた時のことです。
I社「そういえばさぁ、シオザワさんて文具の中古品とかどうしてるの? 文具の中古品って、みんなの机とかキャビネットとかに眠ってたりするじゃない。あれって結構な量があるはずで、ウチでは総務部に回収BOXを置いてるんだけど、大して集まらないんだよねぇ……」
シオザワ「そうですか……。じゃあ、BOXを置いていても集まらないんでしたら、こちらから集めにいきましょうか」
I社「へ?」
シオザワ「ご担当者さんが集めに回るというのも大変ですし、何だか社員さんにプレッシャーを掛けているみたいでちょっとどうかと……。なので、代わりに”回収ロボット”とか”回収犬”に回収させてみたら面白いかと……」
I社「へ?」
シオザワ「素材はリサイクル、リユース感を出すためにダンボールを使って、それにキャスターを付けて各フロアを回してみてはいかがでしょうか」
I社「おぉ、それいいかも!」