2017年も残すところあと僅かとなりまた。この時期には、書店や文具屋さんで様々なクリスマスカードが並んでいます。クリスマスにちなんだイラストやメッセージが印刷されていたり、また、箔押しやクリスマススリーの形に型抜きされたものもよく目にします。
皆さんはこのクリスマスカードがどのように作られているかご存知ですか?
今回は、紙に「スジ押し」をしたり、「型抜き」をする工程を紹介しようと思います。
スジ押し加工とは?
紙には繊維の目方向があり、クリスマスカードなどの厚い紙を折る場合、目方向に沿って折らないと繊維が邪魔をして綺麗に折れません。目方向とは逆なのに無理して折ると、紙の表面が割れてしまうこともあります。そんな時にはスジ押し加工! 「スジ押し」をすることで簡単・綺麗に紙を折ることができます。
スジ押し加工のやり方は―加工する機械により異なりますが―原理としては凹凸の型に紙を押しつけることで紙に溝をつくります。(図参照) その結果、綺麗に折ることができるのです。
実際の作業現場をご案内します!
折角ですので実際の作業現場をご案内致します。
それではここでQuestionです! この道具は一体何に使うのでしょうか?
嬉しいお知らせです。
この度、私どもシオザワが「中小企業総合展 in Gift Show 2018」(2018年2月7~9日開催)に出展できることとなりました!
本展示会は、独立行政法人中小企業基盤整備機構が主催し、日本全国の厳選されたギフト関連商品を取り扱う中小企業の優れた商品を、第85回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2018内にて一堂に展示することを目的として催されるものです。
出展者は、応募者から提出された出展申込書などをもとに、外部専門家から構成される審査委員が厳正かつ公正な審査を行い、評点の高い順に総合的に決定されました。
その数、全国で100社のみ。
私どもは『はる楽の~と』と『描きGOKORO』の2つの商品をメインとして出展いたします。
10月にエントリーをしたのですが、申請書類も高いレベルのことを求められましたし、また、数多くのエントリーの中からたった100社しか選ばれないということもあり、正直に申し上げて「果たして受かるんだろうか…?」と不安な気持ちでいっぱいでした。そう、受験の発表を待つような感じ…とでも言いましょうか。
果たして、結果は「合格!」
結果を聞いたときは、思わずガッツポーズをとってしまいました。(これマジです。笑)
出展までもう2ヶ月を切りました。
しっかりと準備をし、開催期間中は皆様の目に留まるように精一杯パフォーマンスをする所存です。
是非、会場まで足をお運びください!
お待ちしております!
【開催概要】
①『はる楽の~と』……詳細はコチラの記事をごらんください。
②『描きGOKORO』……詳細はコチラの記事をごらんください。
「見本帳」というと、素材を扱うメーカーや販売会社にとっては、なくてはならないツールの一つです。業界を問わず、皆さんの会社でも、「見本帳」と言われるものが数多く棚に並べられていることと思います。
そして、私たちの紙業界でも、「紙」の見本帳が山のようにあります。
製紙メーカーごとに、上質紙、コート・マットコート紙、書籍用紙、情報用紙など、種類別で作られているのが一般的です。(別の呼び方として「非塗工紙、微塗工紙、塗工紙」と表記されている見本帳もあります)
また、「特殊紙」と言われる種類の見本帳もあります。
今回は、これら見本帳の中で、特に目を引く1冊、私の中のナンバーワン見本帳をご紹介したいと思います。
それが、コレです!
「タトウ」……みなさんはこの言葉をご存知でしょうか? あまり耳にしない言葉かも知れません。
「タトウ」を漢字で書くと「畳」と書きます。
今日はこの畳。「たたみ」の方ではな「タトウ」の方について“耳より情報”をお伝えいたします。
この「タトウ」、皆さん一度は手にしていることと思います。
コレです!
朝夕冷え込み、日に日に秋が深まる11月。
去る15・16日の二日間で静岡県にある東京製紙株式会社・富士共和製紙株式会社・株式会社サンフジ(富士共和製紙関連会社)の3工場を見学する機会がありましたので、今日はその時の模様をレポートいたします。
■東京製紙株式会社
初日はまず東京製紙株式会社様の工場からスタートしました。
東京製紙様は富士宮市にあり、板紙の製造・コップ原紙及び印刷等の2次加工を手掛けるメーカーです。今回は丸網多筒抄紙機とウェットラミネーターを中心に見せて頂きました。
丸網式とは抄槽の中で丸網を回転させ、丸網上に生じた紙料層をフェルト上に吸い付けるもので、その丸網を多数並べたものが多筒抄紙機です。並べたそれぞれの紙料層を順次吸い付けることによって多層に抄き合せたものが板紙のベースになります。
次工程では2本のロールで紙中の水分を搾り取りドライヤーパート(熱ロールに紙を圧着乾燥させる)・キャレンダー(紙ムケ・ケバ立ちを防ぐため紙の表面に澱粉等を塗り平滑・光沢を出すパート)を通ったのちに巻き取られます。
次にウェットラミネーターです。何を作る機械かというと、化粧品のパッケージやカードなどで見かけるキラキラと輝く“アレ”です。先程の抄紙機で作られた原紙とアルミフィルムを貼り付け、グラビアで着色し、種類によってはエンボスをかけて巻き取り、断裁まで施すことができる機械です。
ここでは実際に銀色の紙に自分で着色して金色を作り、表面にエンボスをかけることを体験することが出来ました。
東京製紙様は紙単体は1割程度で、2次加工等を施した高付加価値商品が主力とのことです。
また紙コップ等のコップ原紙、ヨーグルトなどを入れるために耐酸性を持たせた商品、牛乳やお酒のパック等も得意分野とのことです。
■富士共和製紙株式会社
翌日は富士共和製紙様と関連会社サンフジ様を見学しました。
富士共和製紙様は富士市に位置し、丸網多筒式の抄紙機3台を保有し多品種小ロットに対応している製紙会社です。
抄紙機の話しはすでに上の項で触れましたので省きますが、ここではキャストコーターを見せて頂きました。他のメーカーでは見る機会がありませんが、こちらではちょうどキャスト仕上げをしているタイミングでしたので、目の前で見ることが出来ました。
キャストコート紙とは用紙に塗料を塗布した後、キャストドラムで加熱乾燥させたものです。
またここでは、NBKP(針葉樹)・LBKP(広葉樹)・未晒しのUKP等のパルプシートを、実際に手にして破ったりすることによって、針葉樹と広葉樹の強度等の違いを体験することが出来ました。
原料の在庫場所にものすごく大量の折りヅルが置いてありました。不思議に思って「どうするんですか?」と訊いてみると、仙台の七夕祭りで使用した折りヅルを混抄して紙を作るとのことでした。
富士共和製紙様は混抄紙も手掛けていらっしゃるので、今までに紙に混ぜた実績のあるものを伺ったところ、ヤシパルプ/カカオを粉砕したもの/ビールの搾りカス/小豆の皮/ピーナッツの皮など多種にわたっており、驚いたのは回収された古い紙幣をシュレッダーしたものを混抄したこともあるとのことでした。
さまざまなものが混抄できますが、工程上水に浮いてしまうものは不可とのことでした。
また、多品種の製品の中でコースター用紙は順調に伸びている商品とのことです。
見学の中で驚いたのが、仕上がった紙を検品・梱包する作業が人力で行われていて、且つ全員が女性だったということ。それはもう見入ってしまうほど手際よく鮮やかな作業でした。仕事柄私も梱包経験は何度もあり、梱包の仕上り具合について目は肥えている方だと自負していますが、その私から見て、彼女たちの行う梱包の仕上がりの素晴らしさは特筆に値するものでした。
聞いたところによると、元々は自動包装機を保有していたのですが、多品種・多寸法にわたる商品構成のため、商品が変わるたびに機械の設定を変更するのに時間がかかってしまい、結果、途中から人力に変更したとのことです。その方が効率的なのだとか。
さて今日は「その②」となります。
年賀状を出す人にとっては、とっても大事なインフォメーションになりますので、注意深くお読みください!
■年賀はがきの料金
今年の6月1日から「はがき」の郵便料金が値上がりしました。52円から62円になったのです。一時期、ニュースや新聞で大きく報じられていましたので、ご存じの方も多いと思います。今、郵便局に通常の郵便はがきを買いにいくと「62円×枚数」の代金を支払うことになります。
――なのに、
すでに年賀はがきを買いに行かれた方。びっくりしませんでしたか? 1枚52円で購入できましたよね。「え?はがきは62円になったんじゃなかったの?」と驚いた方、いらっしゃったんじゃないですか。
そうなんです。「年賀はがき」に限っては今年は52円据え置きなんです。料金変更初年度ということで、年賀はがきに関しては日本郵便のうれしい気配りがあったんですね~。
……なのですが、要注意!!
ここに一つ罠が!
「えー、郵便料金の改定により、通常はがきの料金を52円から62円に変更いたしました。
なお、年賀はがきについては、12月15日から翌年1月7日までの間に限り、これまでと同様に52円で差し出すことができます」
……ということは、その期間外で、12月14日までに年賀はがきを出したり、1月8日以降に投函するとどうなるの?
結論は、ふつうのはがきと同じ扱いとなるため、「62円必要」=「10円切手をプラスしないと届かない」のです! 正確には、投函はできてしまうので、以下の対応が取られることになります。(年賀状の場合は「差出人の住所・名前が書かれている」ことが一般的ですので、その場合に絞ってお話しします)
(A)郵便料金が不足していることを発見したのが「差出側の郵便局で、且つその郵便物を差し戻す先が
当該郵便局の配達管内である場合」は差出人に郵便物が返送されます。
(つまり、差出人が差額の切手を付加して出し直すことができます)
(B)郵便料金が不足していることを発見したのが「差出側の郵便局だが、その郵便物を差し戻す先が
当該郵便局の配達管内でない場合」は、届け先に郵便物が配達され、届け先(受取人)に差額10円
が請求されます。
(C)郵便料金が不足していることに差出側の郵便局が気付かず、届け先に郵便物が配達された場合は、
届け先(受取人)に差額10円が請求されます。
つまり、企業の年賀状の場合は、年賀状に記載されている住所の管轄郵便局(郵便ポスト)に郵便はがきを出した場合で、且つその局で郵便料金不足を発見してくれた場合にのみ、当該はがきが手許に戻ってくることになります。それ以外は届け先に配達されてしまいます。
「通勤途中で自宅近くのポストに投函した」とか「本社の住所が記載されている年賀状を、別の場所にある営業所から出した」というのは、仮に差出側の郵便局が料金不足に気がついても、そのはがきは戻ってきません。
「はがきが戻ってこない」=「届け先(受取人)に差額10円が請求される」となりますので、年始から相手先様に失礼なことになってしまいます。。。。
「早く準備できたので12月14日前に出してしまおう」とか、年が明けて「あ、この人には年賀状出してなかった。。。今から出そう!と思って投函するのが1月8日以降になった」という場合には、本来”そのまま使えた”はがきが、一変して、”料金足らず”のはがきに突然変わってしまいますので、充分にお気をつけください。
特に今年の年始は、祝日明けの1月9日から仕事が本格始動という人も多いでしょうから、年明けに年賀状を出すときには「+10円切手」を貼って出すことを忘れずに!
ちなみに、10円切手は日本の国鳥「トキ」のデザインです。10円分として「エゾユキウサギ(2円)」+「シマリス(3円)」+「ニホンザル(5円)」を組み合わせるというのもかわいいですね。
【年賀状の郵便料金】詳しくはこちら
http://www.post.japanpost.jp/service/fee_change/nenga2018/
年賀状の歴史を知ると「遠くに住んでいる人」の消息をたずねてみたくなりませんか?
手紙ではなかなかタイミングもなく、出しづらいという方も、今年は年賀状で一言添えて送ってみてはいかがでしょうか。
今年も早いものでもう12月。クリスマスがやってくる~♪!
季節を先取りした商戦の影響もあって、11月に入ると街にはクリスマスムードが漂い始めますが、本番はこれからですね!
そして、クリスマスが終われば間髪入れずに、もういくつ寝るとお正月♪
こどもの時は冬休みにイベント続きで楽しかったな~。
――なのに、オトナになると、12月は「師走」と言う通り、バタバタとやることが盛りだくさん……。例えば、会社にお勤めの方ですと、年末年始のあいさつ回り。日頃からお世話になっている方や、新しく関係ができた方、久々にご挨拶する方など、色々な関係先に足を運んだり、宴会をしたり…と、することも増える時期ですよね。
同時に、この時期、「年賀状も書かなきゃ!」というプレッシャーを感じる方も多いのでは?
私の中では、クリスマス周辺の時期=「元旦に年賀状を届けるリミット」というスケジュールが染みついていて、クリスマス時期になると半分は年賀状でそわそわしたりします。
メールなどで簡易的に済ませるという方も増える中、ビジネスでは意外とまだまだ年賀状を継続されている方もたくさんいらっしゃるように感じます。会社のイメージをPRしたり、1年の変化をお伝えしたり、一言添えて1年の感謝を伝えたり。
見方を変えれば、デジタル社会になって”書状のやりとり”が少なくなっているからこそ、年賀状を送ることでPRになるのかもしれません。やはり、年賀状は届いたら絶対に見ますし、「お年玉くじ」がついていれば、保管して当選番号発表の時にもう1回見ますよね。なかなか当たらなくても、ワクワク探すのが楽しい。何だか心くすぐられますよね!
さてそんな年賀状の「お年玉」制度。これって、いつからあるんでしょ?
実は私、仕事としてお客様からの年賀状製作のご依頼がよくあります。本文の印刷は勿論のこと、宛名の印刷やデザインもお請けしています。ですので、もう11月になると毎日が年賀状。(笑) で、そんなに触れている年賀状なので、気がついたら年賀状にある程度詳しくなっていたり、思いがけず興味がわいたり……。ということで、今日は、年賀状のアレコレと気になることなど”まめ知識”を皆様にご紹介したいと思います。
■年賀状(日本郵便製)の「お年玉」
その始まりは、1949(昭和24)年。初めてお年玉くじ付き郵便はがきが発行されました。
発案はなんと郵便局員ではなく、実業家の林さん。ポスターや企画を自分で練り、持ち込んでプレゼンしたら、見事採用! なぜこんなことを? この時、日本は戦後新しく歩み始めた頃。「年賀状が戦前のように復活すれば、お互いの消息もわかり、うちひしがれた気分から立ち直るきっかけともなる」(『年賀状博物館』サイトより引用)と考え、“くじのお年玉をつけ、さらに寄付金を加えれば社会福祉にもなる”と思い立ったそう。自ら見本のはがきやポスターまで作って持ち込んだのだとか。この素晴らしいこころざし、行動力、見習いたいです!
ちなみに、初回のお年玉くじの賞品って何だったのでしょうか。
初回は、こんなものが賞品になっていました。
特等:ミシン
1等:純毛洋服地
2等:学童用グローブ
3等:学童用こうもり傘
特等のミシンと1等の洋服の生地が当たれば「洋服が作れる」。洋服を家庭で作ることは、当時の夢のひとつだったようです。こどもの賞品が続くのは、ベビーブームだったからとか。
1965年以降はポータブルテレビや8ミリ撮影機・映写機セットなどが賞品に並ふようになります。経済の成長や文化の変容を感じますね。
では、来年(2018年)もらえる賞品は?
1等:セレクトギフト(12万円相当/1万点以上の商品・旅行・体験プラン等からの選択)
又は現金10万円
2等:ふるさと小包など
3等:お年玉切手シート
こんなラインナップです。現代の多様化が進む社会を反映しての「セレクトギフト」でしょうか。選ぶのも楽しそうですね。一方で「現金も可」というのはびっくり! ちなみに3等の「お年玉切手シート」は、第1回の時からあるのだとか。毎年集めている方も多いのでは?
さて、もっと詳しく年賀状ことが知りたい!と思った方、『年賀状博物館』というWebサイト(http://www.nengahaku.jp/)がありますので、アクセスしてみてください。
■年賀はがきのカタチ
年賀状を作るときは、年賀はがき(日本郵便製)を買って家で書いたり印刷したりする方がほとんどだと思います。
こんな形の年賀はがきがあること、知ってましたか?(右の画像)
間違い? いいえ、“4面付”の年賀はがきです。家庭ではお目にかからないですが、ちゃんとお年玉もついている正式な日本郵便製の年賀はがきです。もちろん市販されています。
大量に刷るとき、つまり業者さんが業務用の印刷機(オフセット方式)でつくるときはこれを使って一気に刷り、あとで断ち落としてハガキサイズにするのです。
秋ですね~。秋と言えば食欲の秋、それと芸術の秋。そして、芸術といえば”絵図”ですよね。(って、独断ですが……)
最近、気軽に絵を描く人が増えてきました。(という気がしませんか?)
絵画教室に行く方もいれば、ちょっとひと休みの間に気晴らしにイラストを描いたり、また、旅の途中にさらっと風景をスケッチしてみたりと。
でもほとんどの方が使っているのは、既に出来上がっている市販のスケッチブック(芸人さんとかTV局のADがカンペで使っている黒とオレンジのアレです)で、何かもの足りないものを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
例えば「表紙を見て”あ、私のだ!”とわかるようにしたいな~」とか、「違う種類の紙も欲しいな~。もう少し入っていればな~」なんて思っている方もいることでしょう。
そんな方々に朗報です!
私たちシオザワが、とっておきのスケッチブックをお届けいたします。
その名は「描きGoKoRo」(かきごころ)。
フルオーダー製で、素材のすべてを発注者ご自身がセレクトでき、しかも一冊から作れる「あなただけのプレミアムなMy book」です。
この秋から製作・販売を開始しました!
特徴は、
▶選べる表紙:6種類9色の表紙から、表表紙・裏表紙を個別にセレクト
(和紙、パール調光沢紙、高級感のある皮革調紙、ビロード調 etc)
▶選べる中紙:12種から自由に組合せできる
(画用紙、クロッキー用紙、和紙、方眼紙、トレーシングペーパー etc)
▶選べるリング:4色からセレクト (白、黒、青、シルバー)
▶選べるサイズ:B4・A4・A5の3種からセレクト
みなさーん!
(脂)ノってますかーーー!
男女を問わず、気候に関係なく、お肌のテカリは出るものです。そんなテカリの原因である皮脂。これを取るのによくお世話になるのが「あぶらとり紙」。
私はお化粧を直すときに必ずと言っていいほど使っています。皮脂が乗っかっていると上手く直せないんですよね。(あっ、誤解ないように申し上げておきますが、私は女子です!)
最近、手元のあぶらとり紙がなくなり、薬局で新しく買い換えたのですが、いざ化粧直しをば!と思いおニューのものを使ってみると、なんだかいつもと違う? 皮脂が取れすぎてしまって、ちょっとカサカサした仕上がりになってしまった…ということがありました。
そこで再び薬局に赴き良さそうなものを買って試してみると、すこぶる調子がいい! 使うあぶらとり紙によってこんなにも変わるのか!と感心しました。
この違いを是非とも皆様と共有したい!ということで、春夏秋冬、365日あぶらとり紙にお世話になっている私の、私による、皆様のための”おすすめのあぶらとり紙”を勝手にご紹介します!
今回は、商品名は伏せ、6つのあぶらとり紙とティッシュを実際に使ってみたその比較結果を、肌質別に「こんなタイプがオススメ!」という形で進めさせていただきます。
ちなみに実験は、母、姉、私の3人で行いました。
実は私達、このならび順で、乾燥肌、脂性肌、混合肌となんとまぁ綺麗に分かれていたんです(笑)
「紙:フィルム」の種類数はお店の品揃えの比率と同じ4:2で揃えてみました。
まず、薬局やコンビニなどでよく市販されているのは、大きく分けて3つの種類。紙タイプとフィルムタイプ、そしてティッシュです。
ティッシュも紙じゃん!と言いたいところですが、あぶらとり紙用に製品としてつくられているもの/そうではないもの、で分けてみました。
さぁ、ここで大きな違いとなるのが、吸収力。
吸収力の差としては
フィルム>ティッシュ>紙
だと思います。
フィルムタイプはプラスチックを原料とし、最近では皮脂だけでなく汗もグングン吸収してしまうほど吸収力のあるものも出ているようです。
ティッシュは今回、デリケートなお肌に優しい保湿ティッシュで実験してみました。
皮脂をオフしたあとそのまま鼻もかめちゃうのが良いところですよね! ――あれ?……ズボラがバレてしまうので大人しくします……。
そしてスタンダードな紙タイプ。この紙タイプの中にも種類があるんです。そこにはあぶらとり紙の歴史(ルーツ)が関わっていたなんて…、今回初めて知りました。それは後ほどご紹介します。
■「肌質別おすすめのあぶらとり紙」発表!
お待たせいたしました、それでは発表いたします!
私的、肌質別おすすめのあぶらとり紙の選び方!
▶脂性肌の方
この方はやはり、フィルムタイプがオススメだと思います!
表面の皮脂を取っただけではすぐに化粧がよれてしまいますし、しっかり取れた!と思っても意外に取れていません。グングン吸収出来るフィルムタイプで拭き取った方が肌の表面はちょうど良い感じになっているのかな、という印象でした。ただ、皮脂の取り過ぎは禁物なので、使うのは一枚までに留めておいた方が良いと思います。
▶乾燥肌の方
このタイプの方は基本的に皮脂は少なめなので、あぶらとり紙は必要ないように思います。ただ、化粧を直す前にはおでこや鼻の辺りはやはり気になるもの。そんな時は紙タイプのもので目に見えるテカリだけをさっと抑えるくらいで十分です。拭き取った紙を見てもあまり取れていないように見えますが、直接指で触ってみると、ちょうどよくサラッとしているのです。
▶混合肌
私もこのタイプなのですが、口周りや目元は乾燥しているのに、鼻やおでこは結構テカっている…そんな面倒な肌質のあなたは、紙タイプ。乾燥肌と拭き取る場所は大体同じですが、皮脂の量は意外に多い。ですが、乾燥性のあるお肌にフィルムタイプのあぶらとり紙はちょっと刺激が強い…紙タイプで皮脂の上から押し当てて拭き取るくらいが調度良いなと感じました。
以上、発表を終わります!
ティッシュは残念ながら”おすすめ”としてはピックアップされませんでした。
というのも、吸収力はたしかに良いのですが、一緒にお化粧も取れてしまうため、お化粧直しにはあまり向いていないと感じました。
汗もふきふき、しっかり脂分を取りたい方にはピッタリなのではないでしょうか!
先日、『中央区ビジネス交流フェア2017』に出展して参りました。今回はその時のことをレポートいたします。
このイベントは、中央区制施行70周年を記念して初めて開催されたものです。
開催概要は以下の通りです。
・日時:2017年11月8日(水) 午後2時から4時30分
・会場:日本橋プラザ 展示ホール/会議室 (日本橋2-3-4日本橋プラザビル3階)
中央区内を中心に事業を展開している中小企業が参加し、各社の取扱い製品、技術、サービスなどを展示して、B to B取引拡大の場として交流を図る目的で行われました。
参加企業は、印刷関連、食品製造及び販売、繊維・衣服などの製造販売、IT・情報関連サービスの提供、海外ウエディングのプロデュース、家事代行サービス、化粧品の販売など多岐にわたっており、約80社が集まっていました。
その中でも一番気合いの入っている構え(?)をしていたのが、何を隠そう弊社シオザワでした! うぬぼれかもしれませんが……(笑)
【さあ、準備スタート】
当日、準備開始予定時間より早目に会場へ到着したチーム「シオザワ」。展示ホールに向かうと、すでに主催者側で用意された長机と椅子がきれいに配置されていました。まだ早かったのかスタッフ以外他の出展者の姿はありません。。。(早く着き過ぎ?!)
早速、設営を開始!
まずは弊社オリジナルの美環ディスプレイ(廃材の出ないリユース型のシステムディスプレイ)で展示ブースを設営しました。
設営ができ、ライティングを終えると、ひと際目を引く舞台の完成です!
皆さん、こんにちは。
先日、日本製紙株式会社北海道工場白老事業所を見学する機会がありましたので、今回はその工場見学のことと、併せて紙の製造工程についてご紹介したいと思います。
このサイトは、紙の卸商が運営しているサイトですので、たまには紙の直球ネタ”製紙”のお話も良いかと……。
東京も気がつけば紅葉の季節になりましたが、工場見学をした10月中旬の北の大地は既に里にも紅葉が降りてきていて、そろそろ秋も終わりかなという気候でした。
日本製紙株式会社様(以下日本製紙)は道内に勇払・白老・旭川・釧路の4工場を擁しており、平成22年4月より勇払・白老・旭川の3工場を北海道工場として統合し、勇払事業所・白老事業所・旭川事業所とそれぞれ改称されました。
今回訪問した白老事業所は、昭和34年6月大昭和製紙白老工場として創立。平成15年4月日本製紙と合併して日本製紙白老工場に改称し、平成22年4月からは日本製紙株式会社北海道工場白老事業所として、大型抄紙機3台と塗工機1台を保有し、印刷用紙の東日本の主力工場として今日に至っています。
北海道の工場らしく、敷地面積は89万8,000坪(東京ドーム53個分)という広大な敷地を有し、チップからパルプ(LBKP)を製造(日産1,000トン)し、そこから出た黒液を発電4ボイラーの燃料として再利用し、自家発電比率99%(昼間)と環境にも優しい工場となっています。工場内には、関係会社の方を含めると500名の方が働いているとのことです。
ちなみに、チップからパルプを製造するには歩留まりが50%ということですから、毎日2,000トンのチップを使っていることになります。その内の85%が輸入材で近くの室蘭港から、残りの15%は国内材で道内から搬入されていて、毎日約100台分の大型トラックが動いているそうです。
さてここからは、紙の製造工程について順に説明いたします。
■パルプ工程
紙の原料になるパルプは、木材チップ(木をチップ状に砕いたもの)から作られます。
①原料チップを蒸解釜(じょうかいがま)と呼ばれるお釜の中で薬品と一緒に蒸し、木材の中から繊維分(パルプ)と黒液(不要物:黒液はボイラーの燃料になります)を取り出します(この時点では繊維も木材色をしています。そのまま紙にすると茶封筒のような紙になります)。
②次に漂白をします。昔は塩素を使って漂白していましたが、公害問題などもあり、現在では酸素を使って漂白しています。ここで、やっと白いパルプになります。
■抄紙工程(しょうし:紙を抄くことを抄紙といいます。明治時代は製紙会社を抄紙会社とも呼んでいました)
紙を作る工程は、簡単に言うと水とパルプが混ざった原料を脱水・乾燥させていく工程です。
①ワイヤーパート(網で抄く工程)
パルプを水に溶かし(大量の水が必要になるので、製紙工場は川の近くに設置されています)ワイヤーでできた網の上に流していきます。ここで、ドロドロの原料からびちゃびちゃなシートになります。
白老事業所にある3台の抄紙機のうち、8号機は5,560mm幅、9号10号機は7,300mm幅もあります。
②プレスパート
びちゃびちゃのシートをローラーで挟み、圧力をかけて水を絞ります(戦後、三種の神器と呼ばれたころの洗濯機の脱水ローラーと同じ原理です。わからない方は昭和時代の博物館かネットで検索してね・・・)。ここで、濡れたシートになります。
③ドライパート
蒸気(黒液を燃やしたボイラーから供給されています)で熱したローラーの間に、濡れたシートを通し乾燥させます。やっと紙の原型ができました。
次に、インキや水が滲まないようにする薬品(サイズ剤)を塗布し、また乾燥させます。
④キャレンダーパート
紙の表面を均一にさせるため、つるつるな表面のローラー(キャレンダー)に通し、紙の表面を整えます。ここで紙になりました。
■ワインダー工程
7,300mmの原反(ジャンボロールとも呼びます)を指定の規格幅にカットします。
巻取り製品はこの工程で終了です。
■カッター工程
平判の製品は、ワインダー工程を経た巻取り製品から流れ方向にカットし、指定包装枚数で包装し終えたら、平版製品の完成です。
白老事業所の主要生産品目:
・白老町の名を冠した上質紙の「しらおい」
・A2グロスコートの「オーロラコート」
・A2ダルコートの「ユーライト」・「ユーライトDRYアルファ」
などとなります。
(平成30年5月以降「ユーライトDRYアルファ」は、白老事業所のみの生産になるということです)
日本製紙の主力印刷用紙を、9号10号機で生産しています。
この2つのマシンは建屋に並列で設置してあり、スペックもほぼ同等で2台合わせて日産約1,100トンの紙を抄ける能力があります。
壁をはさんだ9号機のすぐ隣には32号塗工機が設置してあり、9号マシンは32号塗工機用の原紙を生産しています。
この様に抄紙機と塗工機が別々に設置されている形態を「オフコーターマシン」と呼びます。(ちなみに抄紙機と塗工機が連続して1台のマシンとなっているものを「オンコーターマシン」と呼んでいます)。
オンコーターマシンの方がコート紙を作るには大変生産効率が良いマシンですが、抄紙パート、塗工パートのどちらかに不具合が出た場合や、白老事業所のように上質紙とコート紙を併抄している場合は、オフコーターマシンのメリットが発揮されます。
出来上がった製品は、苫小牧港から関東地方などの消費地へ出荷されます。
工場の近くに敷生川(しきうかわ)が流れており、取水堰を設けて取水しています。
この川は、鮭が遡上してくるそうですが川から鮭は捕ってはいけないそうです。
見学した日も遡上風景が見られました。(海で釣る分はOKだそうです)
周辺は豊かな自然に恵まれているため、古くはアイヌの人々の里もあったとのことです。
シラオイという地名もアイヌ語が語源だとのことです。
「しらおい」(上質紙)なんて、毎日のように取り扱っているわけですが、やっぱりそれが造られている工場を見て、その土地にふれると、取り扱う際にちょっと想いが入るというか…、刹那に風景がよぎるというか……。うん、工場を見学できてよかったです!
白老事業所で作られた製品も、勿論、弊社で取扱っています。是非ご用命ください。
「紙」
書いたり折ったり拭いたり。
紙って身近なもので、普段何気なく使っていますよね。
弊社シオザワでは、今年5月にお客様の若手社員の皆様を対象に、第7回ペーパースクールを開催いたしました。紙のいろはの「いろ…」辺りまではお伝えできたのではと思っています。
ありがたいことに、皆様からご好評をいただき、「またやってください」との声もいただいておりますので、そのご期待に少しでもお応えすべく、今回はそのペーパースクールの内容をちょこっと公開させていただきます!
本日お話するのは、紙の「流れ目」についてです。
流れ目?ナニソレ?
そう思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
皆さんがよくお使いになる筆記用紙、書籍用紙などの紙には、上の図のような2種類の「繊維の流れる方向」が見られます。
これを「流れ目」と言います。なぜそのような方向が出来るのか、簡単にご紹介いたします。
まずは最初に、ざ~っくり紙の製造(紙を製造することを抄造、又は抄紙と言います)方法から……
① 木を細かく砕いて木の繊維であるパルプ(つまりは繊維)を取り出す
② パルプを水と一緒に平たく伸ばす
③ 水分を抜き、乾かしたら出来上がり!
以上、なんとなくイメージが湧きましたでしょうか?
「流れ目」はこの抄紙段階で出来ます。
言葉だけですとなかなか分かりづらいので下の図をご用意しました。
音楽と向き合っている方々からよく聞こえてくる声。
ちょっとしたことかもしれませんが、案外とそれが演奏に影響を及ぼしたりします。
そんな演奏家の声を、「あったらいいな!」を、カタチにしました!
それが『はる楽の~と』
譜面を貼る、書き込む、めくる。全てがスムーズ!
今回は、この秋から正式に販売を開始した弊社のオリジナル商品『はる楽の~と』をご紹介します!
弊社製品、卓上カレンダー「パデカ」。
9月22日の記事<卓上カレンダーの横綱!『パデカ』>で、すでに詳細をご紹介しましたが、今日はその丁合をしているところをご紹介します。
この動画、早回しではありませんよ!
やっぱり、職人さんはすごい!
去る9月18日、シオザワ剣道部は全日本実業団剣道大会に出場しました。
大企業に所属する学生時代からのスター選手を相手に少数精鋭(?)で挑みましたが、3回戦敗退と苦汁を飲む結果となりました。
そんなシオザワ剣道部ですが、実は剣道部が企画・製作した商品が存在します。
その名は「シオザワ剣道ノート」。現在剣道雑誌のホームページ特設サイトや、一部剣道具店などで販売しており、これが実は知る人ぞ知る噂のノートなんです!
今回は、部活動から派生し商品開発・販売までに至ったこの「剣道ノート」の開発秘話をご紹介します。
■「剣道ノート」誕生のきっかけ
2013年夏、シオザワ剣道部はとあるご縁でシンガポールへ剣道遠征を行い、現地の海外剣士の方々と剣を交え、交流を深める機会に恵まれました。ある日の稽古終了後、弊社代表の塩澤のもとへ1人の地元女性剣士がやってきました。
「塩澤先生、稽古ありがとうございました。こちらにサインを頂けないでしょうか?」
そう言って1冊のノートを開くと、そこには、彼女が稽古をつけて頂いた諸先生方のサインや自分の稽古の反省点などがビッシリと書き込まれていたのです。実はこの女性剣士、シンガポールナショナルチームの正選手という実力の持ち主。防具の胴の胸の部分には日の丸をデザインするなど、日本の伝統文化に魅入られ剣の道を志していたのです。これに驚いた塩澤は「IT化が進む世の中で、紙でなくてはならないもの。日本が世界に誇る伝統文化の価値を改めて感じた。」と後日話をしていました。
その後2014年11月に、手好き和紙がユネスコ無形文化遺産に登録され「紙」に対して注目が集まったこと、そして2015年5月に世界剣道選手権大会が第一回大会以来45年ぶりに聖地・日本武道館で開催されるというタイミングが重なり、海外の方々にも魅力を感じてもらえる日本の良さを詰め込んだ剣道ノートを企画しようということになりました。
シオザワ剣道部員は各員異なるセクションに所属していましたが、この剣道ノートの企画は、各部員の業務時間の合間でなんとかミーティングの時間を捻出し、セルフプロジェクトのような形で進みました。ノートと言ってもサイズや色、ページ数、製本形態など決めなくてはならないことが山ほどあります。喧々諤々と議論を重ね、企画のコンセプトである「日本の素晴らしさを詰め込む」という想いを中心に少しずつ仕様が決まり、仕上がりが見えていったのです。
「純白ロール」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?
「おいしそうな、ふわふわの生クリームのロールケーキ!」
でしょうか?
ん~、食べたい!
では、同じことを紙屋さんに訊いてみてください。
なんと「あ~、あの紙ね」と答えが返ってくるのです。(アンビリーバボー!)
紙屋なら誰もが知っている紙「純白ロール」。
今日はこの美味しそうな紙(笑)をご紹介したいと思います。
純白ロールってどんな紙?
【特徴1】オモテ・ウラのちがい
ご家庭のプリンターでよく使う「普通紙」や、本や手帳に使われている紙は、表も裏も同じさらっとした質感ですよね。
でも、「純白ロール」は違うんです。オモテは「つるつる」、ウラは「ざらざら」。表裏で手触りの違う面白い紙なんです。
例えば、昔ながらの“日めくりカレンダー”にもこの紙が使われています。カレンダーが印刷されている面はつるつるで、ウラ面はざらざらしています。最近は見かけることが少なくなってしまいましたが、日めくりカレンダーを使ったことがある方ならわかるはずです。毎朝めくるのが楽しかったり、休みの前の日は「金赤」が透けて見えて嬉しかったり……。“モノ”としての手触りや質感、重なりの美しさを味わえるのは、紙ならではです。
「最近めくってないなあ…」と思っていたところ、先日こんなノートに出会いました。
その名も「日めくりノート」。純白ロールを用紙として使ったノートです。紙が薄いから、ページもたくさん。オモテとウラで質感がちがうので、書き味も違います。日めくりならではの「透け感」も楽しめます。いつもと違うノートにメモしていたら、なにか違うことがひらめきそう…?
気になる方はこちら。全国の文具店などで購入できます。http://www.365series.net/
【特徴2】繊維とグループ
表裏の”目に見える特徴”の他にも、”目には見えにくい”ところで普通の紙との違いもあります。
それは、「繊維の長さ」です。パルプ(紙の素材)の中でも長い繊維のものを使用しているので、普通の紙よりも強いという特徴があります。
そして「純白ロール」は、この”強さ”故に、用紙のグループ分けをしたときに「包装用紙」というグループに入ります。呼び名は可憐なイメージなのに、用途は包装用紙なんです。
包装用紙というと、その代表格に御存知の「クラフト紙」があります。「クラフト紙」も繊維が長く、破れにくいため様々な梱包に使われています。紙の色は、漂泊していない茶色のものが多いため、実用的な梱包やナチュラルなイメージのラッピングなどで多く見られます。
これに対して「純白ロール」は、その名の通り、真っ白。漂白パルプを使用しており、紙の肌は白銀のよう。実際の商品名も、「白銀」や「白夜」などと、真っ白な光景をイメージさせる名前がついていたり、また、「はまゆう」という、きれいな白い花の名前がついているものもあります。
「真っ白な」「包装用紙」なので、贈答用の包装紙にもたくさん使われています。クラフト紙と違って紙の色に影響されずきれいに印刷できるため、全面に印刷をかければ、破れにくいオリジナルの包装紙になるのです!
例えば、洋菓子屋さんが包装紙を作りたいと相談にみえたとしましょう。「つやつやできれいな包装紙を作りたい!」
そんな時は「純白ロール」。オモテの平滑な面に印刷をかけて、つやつやのオリジナルの包装紙を提案できます。
今度は和菓子屋さんが包装紙を作りたいと相談にみえました。「和風な質感でしっとりした包装紙を作りたい」
そんな時も「純白ロール」。ウラのざらざらした面に印刷をかけて、風合いのあるマットな仕上がりの包装紙を提案できます。
このように、「印刷+オモテorウラ」の工夫でこんなに表情が変わるのです。
弊社でも先日、ある企業様がお配りになる和菓子系のノベルティの包装紙として、「和風のデザイン+ウラのざらざら面に印刷」で実際に製作しました。和のデザインをただ印刷するだけではなく、手に取った時のざらっとした落ち着いた紙の質感が「和」の雰囲気をより引き立たせていました。
紙の活かし方は、使う人次第で広がります。
イメージに合わせた紙、質感、用途に合った適性。
「こんなことをしたいんだけど、それに合う紙ってあるのかな?」といった疑問や、「この紙を使ってこんなことをしたいんだけど、適性はあるのかな?」といったご質問も、是非紙屋さんに訊いてみていただけたらと思います。
きっと答えがみつかるはずです。
ゴルフクラブを握ってまもなく10年になる私。未だにトップやダフり、シャンクなどが多く、「参ったな~」とラウンド中にぼやくことしきり……。なかなかスコアが安定しません。
いや~、ゴルフって難しいですね~。
ま、ぼやいてばかりもいられないので、少しでも上達したいとの思いから、近頃、練習場で或るアイデアグッズを使用しています。その名は「インパクトマーカー」(もしくは「ショットセンサー」)
この特殊なシールをクラブヘッドに貼ると、ボールが当たったところに痕跡が残り、ボールがクラブヘッドのどこに当たったのか一目でわかるのです。
写真は(恥ずかしながら)私が実際に打った痕跡です。
球の位置がバラついていますねぇ……。これじゃあ、いいスコアが出ないですよね。ある意味、納得……(涙)
それにしても、このシール、不思議ではありませんか?
見た目には普段使っているコピー用紙と変わりませんし、特に色が付いているわけでもないのに、ボールが当たったところだけに色が付くって……。
圧がかかったところに色が付く……。
これ、何だかカーボン紙みたいじゃありませんか?
筆圧で下の紙に文字が写るっていう、ご存知のあれです。いわゆる複写用紙です。
一昔前ですと、「複写」と言えば、黒や青の「カーボン紙」という特殊な用紙を、複写したい紙の上に置いて加圧して複写したり、また、その発展形として、上用紙の裏面にすでに黒や青のカーボンが塗布されている用紙(画像参照)を使って複写をしていました。(このカーボン塗布済みの複写用紙は今でもまだよく使われています)
で、これは一昔前の複写用紙のお話。
現在世の中に多く出回っているのは、更に進化した形。カーボンがなくても圧をかけると複写できる、その名も「ノーカーボン紙」。いわゆる感圧紙です。(カーボンがないからって、”ノーカーボン紙”と言ってしまうのも、ちょっと安直すぎるというか…、違和感ありますが…笑)
手許にノーカーボン紙がありましたので、ちょっとデモンストレーションしますね。
コピー用紙と同じように見える紙なのに、3枚重ねて一番上の紙に文字を書くと……。
あら不思議! 書いた文字や線が2枚目、3枚目にも写っています。