私どもシオザワは、去る7月26日から31日まで東京ビッグサイトで開催された「IGAS2018」に出展いたしました。
今回はその時の模様をレポートいたします。
IGASとはInternational Graphic Arts Showの略称で、3年ぶりに開催された世界4大印刷機材展の1つです。(次回は4年後の2022年開催予定)
大手メーカーの印刷機から、製本や断裁、丁合などの機械まで、数多くの印刷に関する最新技術が展示されます。今年も300社を超える企業が出展し、約57,000人が来場。業界の大きな注目を集めました。
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HP社公認トリートメントセンターとして出展
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今回シオザワは、株式会社日本HPの出展エリア内で、日本HP社の協力会社の1社という立場で出展いたしました。今回のIGASで日本HP社は、「紙、復活」をテーマに掲げ、加速度的にペーパーレス化が進む昨今の状況の中で、より紙に対する印刷の付加価値を高めるソリューションを提案していました。その中でシオザワは、日本HP社のデジタル印刷機「HP
Indigo」に使用する用紙のプレコーティング加工(トリートメント加工)のPRを行いました。
プレコーティング加工(トリートメント加工)とは、Indigoで印刷する用紙に対し、印刷前に特殊な液体を塗布することによって、印刷時のインキの定着性や印刷連続走行の安定性を格段にアップさせる加工です。(このサービスをプライミングサービスとも言います) この加工に関しては、HP社として独自の認定制度を設けており、その認定を取得するためには、特殊液の塗布量や加工方法、塗工現場環境の整備や管理など数多くの基準をクリアしなくてはならず、全世界で認定センターは数社、国内ではシオザワが唯一の認定センターとして2016年4月より運営しております。
IGAS2018開催中は、全国各地から明日を生き抜くための新たな武器を求めて、数多くの印刷関連企業が来場し、シオザワブースにも多くの方々にお立ち寄りいただきました。各企業の皆様と情報交換をさせていただく中で、各社が現在抱えている悩みや今後に対する展望など、経営層の方から現場の方まで様々なお話を伺うことができ、多くのヒントをいただきました。御縁あって名刺を交換させていただいた方々には、それぞれ今後何らかの形でお役に立てればと考えております。
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ブースでのPR
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こちらがシオザワの展示ブースになります。プライミングサービスの概要をご案内し、プレコーティング加工を施した用紙のサンプル品を展示いたしました。塗布する特殊液自体が無色透明の為、用紙の見た目は塗布前後で何ら変わりませんが…(笑)
Indigoユーザーの方々とお話しさせていただく際には、以下の点をアピールいたしました。
- HP社の公認センターとしての高い品質の安定性
- 紙卸業が主事業であることより、用紙の選定段階からの提案が可能
- 「用紙の手配→プレコーティング加工→発送(配達)」全てを自社で行うため、ムダなコストが発生せず、かつスピード対応が可能
今回のIGAS2018では、デジタル技術の成熟を強く感じました。日進月歩で進化するデジタル印刷の技術を目の当たりにすると、「オフセットと変わらぬ生産性と汎用性」「全特色への対応」「工場の自動化」が実現する日もそう遠くないのかも知れません……。
シオザワも急速に変化する時代のニーズをしっかりと捉え、これからの印刷業界を全力でサポートしてまいります。
何かございましたらお気軽にお問い合わせください!