紙とペンの相性 実際に書いてみました!!【パピルプラス商品】

皆さん!  最近紙にメモをとる機会はありましたかー?
なんだか変な質問になってしまいましたね……(笑)

この前、桜を見かけたと思ったらもう6月。入社1年目の新人の方々はきっと、嫌と言う程メモをとる機会がたくさんあることと思います。私も新入社員の頃はたくさんメモをとりました。

普段私たちがメモをとるために使用している紙といえば……、
メモ帳やノートに一般的に使用されているのは、非塗工の上質紙になります。
また上質紙は筆記に適しているので、ボールペンやシャープペンシルなど様々な種類の筆記具でも、総じてサラサラと書きやすい紙です。筆記に適している紙なので、これは当たり前のことですよね。

一方で塗工紙は、表面に塗料を塗布して滑らかさや光沢感などを出す加工が施されていて、印刷用途で使用されることが多く、筆記具によっては書きにくい紙もあります。
つまり、紙とペンには相性があるんです! なんだか人間みたい……(笑)

印刷の仕上り具合は、紙の見本帳やタトウに印刷見本が刷り込まれているので、目でみて確認できますが、この紙とペンの相性。これは実際に書いてみないとわかりません……。

ということで、今回はどの紙(塗工紙)がどのペンと相性が良く、書きやすいか。実際に書いて検証してみました! 
検証結果に関しては、私の勝手で個人的な意見と感想になっていますので、あくまで”参考”とお考えください。(笑)

   

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今回使用したペンと紙

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紙は、私どもシオザワが所属している東京洋紙協同組合のブランド品「パピルプラス」の中から柔らかくてめくりやすい紙質の「マット系(ファンシー)」の8種類を選択しました。
厚さは銘柄によって統一することができなかったので、近い厚みで検証しました。
<東京洋紙協同組合に関する参考記事:『page2018』出展! 東京洋紙協同組合『パピルプラス』のご紹介

 

<検証紙一覧>

  • モンテシオン       95g/㎡
  • モンテルキア       130g/㎡
  • ブライトーン       117g/㎡
  • グラシア         110g/㎡
  • サンシオン  ホワイト  125.5g/㎡
  • アヴィオン  ホワイト  127.9g/㎡
  • サンルーマー ホワイト  122.1g/㎡
  • アラモード  ホワイト  127.9g/㎡

<筆記具>

写真左から、シャープペンシル、万年筆、油性ボールペン、油性マジック、色鉛筆。

今回はこちらを選択しました。

  

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結果発表

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試してみた結果、このようになりました。この結果を元に、ペンごとに最も書きやすかった紙(銘柄)をご紹介いたします。

■シャープペンシル⇒ 「グラシア」
程よく凹凸があるのでサラサラと気持ちよく書けました。(紙によっては引っかかって書きづらく、芯が折れてしまった紙もあるりましたが……)

■万年筆⇒ 「サンシオン ホワイト」
検証していてあまりにも相性が合わず、「えっ、8種類すべてダメなの…?」と思っていましたが、この紙だけが合いました。ボールペンよりも書きやすかったです。
            
■油性ボールペン⇒ 「モンテルキア」
油性ボールペンは基本的にどの紙でも書きやすかったです。中でもブライトーンとモンテルキアが甲乙つけがたく悩みましたが、私の好みでモンテルキアに決定しました。(笑)

■油性マジック⇒ 「ブライトーン」
ボールペンと同様に書きやすい紙が多かった中で、ブライトーンに決めました。書いたときの速乾性も良く、滲まず文字が一番綺麗にみえました。

■色鉛筆⇒ 「モンテシオン」
この紙は触った感触も凹凸が多く、8種の中では筆記用途に一番向いていない紙と考えていましたが、色鉛筆との相性では他の紙に比べて色の出方が一番良く、とても綺麗に色が出ていました。

そして、総合第一位は、

   「モンテルキア」!

私的にはこれが一番書きやすかったです。
嵩高ラフマット紙であり、筆記に関しては程よい柔らかさでどのペンにも合う紙でした。だだ少し残念なのは、万年筆ではすぐにインクが滲んでしまい、文字が綺麗に見えないところがありました。

また、私は普段ボールペンを使用することが多く、万年筆を使用する機会があまりないのですが、今回改めて万年筆で書いてみて、相性が良い紙に書くと驚くほど気持ちよく書けて、書くのが楽しくなる感覚を実感することができました。
万年筆に合うサンシオンは、ホワイト、ハイホワイト、ナチュラルの3色と品揃えもよく、マット系の紙ですが光沢もあるので、印刷も綺麗な仕上がりになります。デザイン封筒や便箋はもちろんのこと、油性ボールペンや万年筆を使用して記入をする結婚式の招待状などにも向いているのではないでしょうか。

そして何よりも一番驚いたのは、モンテシオンと色鉛筆の相性です。
検証を進めていて、「まさか…、この紙はすべてのペンと相性が悪いのか……」と全滅を予想していました。(笑)
しかし最後の最後に一発逆転。柔らかくめくりやすい紙なので、それほど力を入れなくてもしっかりと書くことができ、色も綺麗にでていました。
また、紙の色自体がホワイトよりもナチュラルで、黄みかかった色なので、書いてみてとても目に優しい紙だと感じました。
「目に優しいから、子どもが絵を描いて遊ぶ画用紙にも向いているな」と今回の検証を通して思いました。

また最近は大人の女性向けのぬり絵本も販売されています。
細かい絵がたくさん書かれていて、自分の好きなように色を塗って絵を完成させる本です。
細かい作業なので、少しでも目に優しい紙を使用するのも良いかもしれませんね。


書き味というものは、人それぞれに感じ方は違うと思います。あくまでも今回の結果は私の個人的な感想になります。宜しければ皆さんもご自身なりの”私の感覚”を追求してみてはいかがですか? 新たな発見があるかもしれませんよ!?

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