「オンデマンド印刷機の活用」座談会開催!その①

オンデマンド座談会の様子(写真)-1
オンデマンド座談会の様子

オンデマンド印刷に係わっている方々にお集まりいただいて「オンデマンド印刷機の活用に関する座談会」を開催しました。

業務を行っている人ならではの裏話や”アルアル話”が飛び交いました。迫真?!のレポート全3回シリーズ。是非お読みください!

 

【座談会概要】
 ・テーマ: オンデマンド印刷の活用について
 ・日 程: 平成28年9月13日(火)

 ・場 所: 株式会社シオザワ 会議室
 ・参加者: 計8社

                                 (スピーカー8名+各社1~2名)

 

はじめまして! 私、入社4年目の若手営業マン、高橋と申します。先日弊社で行われました「オンデマンド印刷機の活用に関する座談会」の模様をレポートさせていただきます。まだまだ未熟者ですので、ちゃんとしたレポートができるかどうか不安ですが、「おい、高橋、レポート宜しくな!」の上司のひと声で、このような事態になっております。。。。。頑張ってレポいたしますのでお付き合いください。

 

さて、まずは、当日、お集まりいただいた方々をご紹介いたします。

 

【メンバー紹介】
A様:オフセット印刷をメインに印刷業を営み、ビジネスの幅を広げるために補完的にオンデマンド機
    も導入している印刷会社にお勤め。
B様:元々小ロット短納期に特化しオフセット印刷を行っていたが、早い段階でオンデマンド機を導入し、
    ノウハウの構築と特徴を活かしたサービスで対応範囲を拡げている印刷会社にお勤め。
C様:ビジネスコンビニで日々オンデマンド機を使って仕事をしている。
D様:メーカー各社(3社)のオンデマンド機を導入して、名刺作成に特化した仕事をしている。
E様:モノクロ高速機をメインに、製本、加工も幅広く対応しているオンデマンドサービス会社にお勤め。
F様:印刷業ではなく、ソフトウェア開発をメインの仕事としている会社にお勤め。印刷物を作成する
   機会が多く、結果、内製化を目的としてオンデマンド機を導入し活用している。
G様:オンデマンド印刷機のメーカーにお勤め。
H様:紙流通会社にお勤め。

と、まあ、オンデマンド印刷といっても、かなりバラエティーに富んだ方々にお集まりいただきました。「うまく話がまとまるんだろうか?」と若輩者なりに心配していましたが、そこはもう、当社のK部長がうまく仕切ってくれるだろうと期待を込めて座談会を見ていました。
 
テーブルを囲んでぐるりとロの字に皆さんが座っていて、テーブルにはお菓子やドリンクも置かれ、確かにこの雰囲気は“会議”じゃなくて“座談会”って感じ……。さぁて、どんな会話が飛び交うんだろう?

スタートは“ならし運転”的に、「会社ではどのようにオンデマンド機を活用しているか」についてお一人ずつお話をしていただきました。
印象に残っているのは、印刷を生業としていないF様のお話でした。

【プロダクションプリンター導入の経緯:F様】
 製品パッケージ等に同梱するカタログ等を内製化するにあたり、当初は営業部とマーケティング部が社内の6~7割の量を複合機で使用していたが数百部印刷していると多部門が複合機を使えない状況があり、プロダクションプリンターであれば印刷スピードも速く印刷のクオリティーや紙の選択肢も増えるのではないかと思い導入しました。
 メリットとしては出したい時に出したい枚数を出せるし、中身の変更があってもデータを修正すれば常に最新の情報を印刷できる。オフセットの印刷の場合はある程度の枚数が必要で当然在庫のスペースも必要になり、内容が変われば破棄しなくてはいけない印刷物も出るのでそのコストもかかってしまう。
 デメリットは複合機に比べてオフィスのスペースがある程度必要になる点です。今後オフィス向けの小型のプロダクションプリンターが出るとありがたいです。

印刷業ではない会社がどうして高額なオンデマンド印刷機を導入するのか不思議だったんですが、「な~るほど!」という感じでした。

さて次に、オフセット印刷機とオンデマンド機の両方を併用しながら業務を行っている印刷会社さん2社のお話へと続いていきます。

【オフセット機とオンデマンド機の使い分けに関して:A様・B様】
■B様
比較的早い時期、13年前にオンデマンド機として富士ゼロックスのiGen3を導入するが当初はうまく活用できていなかった。通常のプリンターはA3ノビサイズまでなのでiGen3の特徴であるB3サイズや厚紙のオンデマンド向けの仕事を強みにして受注を増やして行き、オンデマンドは割合としても増えている。
■A様
名刺・はがきや50~100部のカタログはオンデマンドで、それ以上の物はオフセットでというように数量により使い分けています。年賀はがきや名刺のお客様でロットによってはその場で印刷してお渡しするケースも有りその方が顧客価値も高い。小ロットの写真集や子供のフォトブックなど少部数のパーソナルユース商品はオンデマンドに向いていると感じています。